ポストプレスとは
ポストプレスとは | 12月12日更新
印刷機械を使用して印刷が完了すれば印刷工程が終了するわけではなくて、印刷の工程は断裁・折り加工・型抜き・表面コーティングなど印刷後の加工工程の「ポストプレス」まで含まれるのです。
つまり、印刷工程は「プリプレス」「プレス」「ポストプレス」の3つの工程で成り立っているのです。
そこで、印刷物の仕様に合わせて断裁・折り加工・型抜き・表面のコーティングなどの付加価値を付ける「ポストプレス」について簡単に説明します。
「ポストプレス」のpost-(ポスト)とは「後の」と言う意味があって、つまり「ポストプレス」とは印刷の後の工程を指しています。
実は印刷機械にセットされる用紙は、ご存知かと思いますが印刷物の仕上がり寸法より大きく余白部分も含まれています。
そのため印刷機械で印刷した紙は様々な加工が必要で、「ポストプレス」と言う工程が必要不可欠なのです。
ポストプレス工程としては、まず印刷された被印刷物を印刷物と言う商品に仕上げる「製本・加工」と言った工程があって、ページ物は折り加工・丁合い・綴じ加工・断裁などによって冊子状態に仕上げます。
ちなみに、紙をまとめて糊や糸などで綴じて表紙をつけて本の形にする綴じ加工には、中綴じ・無線綴じ・平綴じなどの方法があります。
あとパンフレットの表紙や書籍のカバーには、ラミネートや箔押し加工を製本前に施すケースもあります。
次に完成した印刷物に傷がつかないように保護し、きれいに包装する「梱包」と言う工程があります。
最後に指定通り完全な状態で納品して目的通り使用できるようにするための「配送・納品」と言う工程があって、これら一連の印刷後の加工工程が「ポストプレス」なのです。